2009年11月3日火曜日

実験!! 「アイヌ文化」 その1

 アイヌの伝統的衣服アツシ。そのアツシを織るための材料は植物の内皮から採取した繊維が使われています。その代表的植物はオヒョウニレ。でもポー川公園内にはオヒョウニレの木は見あたりません。そこで文献(アイヌ文化保存対策協議会編『アイヌ民族誌』)をみると、エゾイラクサでも繊維が取れるらしいとのこと。エゾイラクサならポー川沿いにたくさん生えているので、これを使って繊維採取にチャレンジしてみようと思い、実験を開始しました。

 まずはイラクサの採取。湿原の木道を渡ってポー川河畔林に入るといい感じに立ち枯れたイラクサがたくさんありました。これをゲット!!

 採取したばかりのイラクサ。外側は枯れて褐色になっているけれど内皮はまだ緑色です。イラクサは夏場青い時に触ると表皮の繊維から発するギ酸の影響でチクチク痛みが走るのですが、枯れているので触っても大丈夫でした。
 これを2~3日置いて乾燥させるらしい。 続きは乾燥が終わってから。気長に実験していきますので、また後日経過をアップしま~す!